地球の衛星で、地球のまわりを約30日で巡り、太陽との角度によって満ち欠けを繰り返す。自転と公転がほぼ同じなので、月齢に関係なく同じ模様が見える。表面には クレーターと呼ばれる無数の穴があり、その多くは隕石の衝突によって出来た。大きなクレーターは地面の陥没により、わずかに火山の噴火によるものもある。広大に広がる平坦な地形は と呼ばれる砂漠で、内部からしみ出た溶岩がかたまったものである。これらの地形は38億年前にできたと考えられている。昔からうさぎの姿として親しまれている所は海の部分である。月には大気はないが、地中には水の氷が存在すると考えられていて、将来はこの氷を利用して月面基地を造る構想がある。


模様
満月(月齢15) 三日月も満月と同じ模様(月齢3)
 
危難の海   三日月ころ見やすい丸い海   豊の海   ウサギの耳の縁に近い方  
     
 
 月のうさぎ  上弦のころよく見える  虹の入江  満月前のころ見やすい半円形の入江  
 山    
アペニン山脈  長さ640km リュンカー(高台)  高さ160m
火口
コペルニクス  直径95km深さ4000m シッカード  直径207km深さ3200m
 
アリスタルコス  直径40kmの明るいクレーター ジャンサン  直径200km六角形をした古いクレーター  
 地割れ    
ヒギヌスの割れ目  長さ200km深さ100m 直線の壁(断層) 長さ120km高さ370mの崖
 おもしろ地形    
 
月面X  クレーターの縁がXのように見える  ハート  山が連なってハート型に見える