星雲








星雲は主に水素ガスでできた雲状の天体で、大きさや形は様々。写真では赤や青に写るがこれはガスの温度や成分の違いによるもので、肉眼ではたいてい白っぽく見える。星雲は大別すると3種類に分けられる 。星雲は淡いものが多いので倍率の高い望遠鏡ではわかりにくく、双眼鏡の方が見やすいものも多い。



輝線星雲

高密度のガス域は自身の重力によって高温になり、自ら発光するようになる。こうして光ったものを輝線星雲といい、その中で新しい星が誕生する。HII領域という


反射星雲

宇宙空間にはガスやチリの集まりがあちこちに存在する。このガスやチリの近くに星があると照らされてぼんやりと見えるようになる。このような星雲を反射星雲といい、密度が低いため自ら発光することはない



暗黒星雲

反射星雲と同様のガスやチリで、近くに星がないため照らされることもなく、直接見ることのできない星雲。背景の星を隠すため黒く浮かび上がって見え存在がわかる




輝線星雲
NGC2237-9(バラ星雲)  いっかくじゅう座
輝線星雲
M17(オメガ星雲)  いて座
反射星雲
M78(ウルトラの星)  オリオン座
反射星雲
NGC1449(カリフォルニア星雲)  ペルセウス座
輝線+反射
M20(三裂星雲)  いて座
輝線+反射
NGC7000(北アメリカ星雲)  はくちょう座
超新星残骸
M1(かに星雲)  おうし座
超新星残骸
NGC6992-5(網状星雲)  はくちょう座
暗黒星雲
IC434(馬頭星雲)  オリオン座
暗黒星雲
B72(S字状星雲)  へびつかい座