惑星状星雲








 恒星が新星爆発をしたあと、吹き飛ばされたガスがゆっくり広がっていく。これらのガスの見かけの大きさ・形が惑星のように見えるところからこのように呼ばれているが、惑星とは何の関係もない。新星爆発時のガス放出の仕方により、様々な形が出来る。その形態によりI型からVI型の11パターンに分類される(ボロンソフ・ベルヤミノフによる分類)

 I  恒星状  II  円盤状
 IIa  中心に輝度集中が見られる円盤状  IIb  一様な輝度の円盤状
 IIc  周辺が明るい円盤状  III  不規則な円盤状
 IIIa  輝度分布が不規則な円盤状  IIIb  環状構造の痕跡を残す不規則な円盤状
 IV  環状  V  不規則型
 VI  変則型(8の字状、S字状等)


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I 型 II 型   NGC6210  (ヘルクレス座)
IIa 型   NGC6891  (いるか座) IIb 型  NGC6309  (へびへつかい座)
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IIc 型 III 型   M27(あれい星雲)  (こぎつね座)
IIIa 型   M97(ふくろう星雲)  (おおぐま座) IIIb 型   NGC40  (ケフェウス座)
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IV 型   M57(リング星雲)  (こと座) V型
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VI型