人工衛星








 地球の周りを回っている人工衛星は6000個以上あり、肉眼で見えるものも200個以上ある。人工衛星は流星と違って長い時間見えるが、イリジウム衛星のように20秒前後しか見えないものもある。見え方は多くの場合一定の方向に移動し明るさも一定だが、衛星の形や回転により周期的に変光するものやフラッシュのように点滅するものもある。国際宇宙ステーションは、これまで宇宙空間に造った人工物では最大で、その大きさはほぼサッカーグランドほどもある。
 人工衛星もいずれ、故障や運行停止などで不要物となるが、回収不能のためその数はどんどん増えていく。このようなものをスペース・デブリ(宇宙ごみ)といい、今後の大きな問題となる。


 地球のまわりも混雑  (2011.11.06)
 
  地球のまわりにはいったいいくつの人工衛星があるのだろう。この中に5個の衛星が写っています  
   ハッブル宇宙望遠鏡  (2011.2.4石垣島にて)  
北海道では見えない衛星で、関東以南では見えるがあまり明るくないので見つけにくい。この日はたまたま方向転換が行われたため普段より明るく見えたよう
イリジウム59  (2006.10.24)
通信用の衛星で明るい時は-8等級ほどになる。イリジウム衛星は80機ほどが地球のまわりを回っている
国際宇宙ステーション  (2009.5.26)

サッカーグランドほどもある巨大な衛星で地上からも望遠鏡で形が分かる
国際宇宙ステーション  (2008.06.02)
スペースシャトルとドッキング直前の併走飛行